News
お知らせ
AIと税理士業界の未来
ニュース
2025-11-17

AIの進化すごいですね!
少し前まではITに長けた人じゃないと使いこなせなかったものが、今は一般の人も必需品となっているのではないでしょうか?
我々税理士業界もAIの影響を大きく受けています。
税理士がAIによって仕事を奪われないためにも、弊社が業務で使用しているAIの活用パターンについて記事にしたいと思います。
なお今回はChatGPTに代表される対話型のAIツールに絞って紹介していきます。
プレゼン資料の作成や会計・税務ツールにも今はAIは必須となっていますが、そちらの紹介はまた後日。
①パターン1(検索機能)
メリット
・Google検索とは違い会話形式での検索が可能
・いわゆる検索下手でも使える
・検索から要約して調べることができる
(例)令和6年度の税制改正についてポイントをまとめて教えて
デメリット
・法律改正など最新の変更に疎い(ソースを要確認する必要あり)
・聞き方によっては認識が誤認するパターンあり
(例)これって非課税になるって聞いたけど本当?
→非課税が何を指すのか不明瞭でいいかげんな回答になる可能性あり
②パターン2(相談)
メリット
・検索機能に近いが日常的な相談をすることができる
・自身の性格や性質を学習させて返答内容(ニュアンス)を好みにカスタマイズできる
・写真を送って分析をしてくれる(食事の写真→カロリー計算。手相→占いなど)
(例)私は厳しく言われるのが苦手です。なるべく優しく経営の相談に乗ってください
デメリット
・相談内容によっては普通に意図しない結果に導こうとする(こちらが補正の指摘が必要)
(例)君にとってはこれが最も最善の手段だよ!→本当に?信じ込まないこと
③パターン3(学習ツール)
メリット
・知識の蓄積をまとめていける
・学習計画も作成できる
・問題の作成も可能
(例)AがBとなります。この仮定をもとに損益分岐点を算出する問題文を3つ作成して
デメリット
・前提条件の提示が重要
(例)1+1=2は正解?→簡単すぎる
④パターン4(文章の作成+校正)
メリット
・感想文などキーワードをもとに作成できる
・音声アプリ(文字起こしアプリ)と組み合わせて議事録作成が可能
・メール文章を校正してくれる
(例)慶弔関係のメールを送るので、ビジネス的な例文作成をして
デメリット
・状況や属性を理解していないとニュアンスを間違える
(例)やあ!こんにちは!→ビジネスだけど軽すぎる
⑤パターン5(プロンプト作成)
メリット
・他のAIツールのプロンプトを作成指示ができる
(例)gammaでこのようなスライドを作成したいのでプロンプトを考えて
デメリット
・指示内容が正しいか、ニュアンスがずれていないかは要検討
⑥パターン6(情報収集)
メリット
・法律改正、補助金情報などポイントを絞って毎月情報を知ることができる
・わかりにくい場合には要約も可能
デメリット
・ソースは確認する。特に法律改正は以前の改正内容を参考にしたりする
・確認したあとに自身で理屈(仕組み)を理解することが重要
⑦パターン7(生成画像・動画生成)
メリット
・イメージからイラストを作成できSNSやHPにて取り入れることができる
デメリット
・精巧なものは難しい。著作権の問題もある
まとめ
いかがでしょうか?冒頭の画像は「AIと芸術を組み合わせたイラストを作成して」と指示を出して作成したものです。まだまだあると思いますがこれだけでも業務の大幅な短縮につながりそうですよね。
当然ですが、守秘義務の問題もあるので対象が限定されるような質問や、データを公開するのはNGです。
AIにアレルギーのある先生方も多いと聞いていますが、AIを理解・活用して、関与先が誤ったAIの活用により経営の判断を誤らないようにすることも我々専門家の責務ではないでしょうか?
この記事の監修は「税理士 帖佐 彰也」が行いました。

岸和田 税理士
Service
私たちの得意分野

企業の黒字化支援
弊社では月次契約を基本としており、毎月訪問させていただきます。 会社の方向性の確認のためにも、1ヶ月に一度の財務点検は非常に重要な経営者の仕事だと考えております。

財務コンサルティング
担当者とのミーティングを通して経営状態・企業価値を把握できる様に関わるサービスです。会計の内容についても、専門用語をなるべく使用せずにわかりやすくお伝えすることを心がけています。

スモールビジネス向け節税対策
当社では「年間利益が300万円以上の方」に向けて、さまざまなな節税対策をご提案しております。 もちろん、万が一の税務調査に対応したご安心して頂ける内容を厳選しております。


